きまぐれテンプテーション 感想・考察

 きまぐれテンプテーション 感想・考察

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こんなん正妻でしょ(立ち絵鑑賞モーション70で再生しろ)

 

たぶん何かが一歩違えばやってなかったゲームのお話

やった今となっては推してます

推してくれたオタクへ:ありがとう

 

購入経緯のお話

 

 お前の話なんかしらね~よゲームの話をしろ。って人は飛ばしてね

 

しるきーずぷらす?は何だろ、アペイリアとかバタフライシーカーとかやってるオタクが身内にいるな~ってイメージ、きまテン的には~ななリン?とかあけいろ?の線上にあるらしいけど私はどっちも知りませんでした。

 

毎月?ではないけれどツイッター廃人エロゲーマしてるとなんか盛り上がってくる作品ってありますよね、今年だとそれこそもゆ。とかアオナツとか。高評価めっちゃ流れてくんじゃんやべ~いい作品なんだろうなってなる

ツイッター張り付き情報収集って結局『誰が』その感想を吐いてるか、まで確認できるので(時間はかかるけれど)、匿名性の投票サイトよりはよほど有益なんですよね

 

きまテンはなんか正体が掴めない感じはしていて、あーこれイチャイチャする感じっぽいけどそういうゲームではないんだろうな、ということは伝わってきてました

となると『面白いかどうか』ってのはやっぱりより大事になってくるので、(だってキャラ推しかわいいかわいい脳死ゲなら勢いだけで走れるじゃん)どうやら話の展開として面白いらしい、しかもなんかガチ恋こじらせてるオタクおるしこれはいけるやつとちゃうか?という機運の高まり。

あとはそういうロープラ1キャラの作品を最近やってね~なというのと、探索パートがあるような作品も触れたこと無い、そもそもシルプラ作品自体が童貞だからいい機会?じゃん?と思った次第です

 

本編のご感想とご考察

 

※ネタバレ入りま~~~~~~~~~~~~~~す※

 

 探索パートのあれこれは普通に新鮮で楽しかったですね、意外と地の会話文で誘導?が入ってたり、間違い踏んでもやんわり戻される仕様だったりして優しい方なのかなと。

キャラ別の好感度を高める?みたいなシステムでもない(はず)なのでニュートラルに楽しめたと思います?でも説得シーンは1周目だとしくじったよ。

あと、気付ける伏線の数と気付けないギミックの数がバランス良くて楽しめました。

101号の違和感とかそれこそ芳香剤なんかは…勘付いた人も多い?のかな

時系列順に書いてみますね

 

まず最初に(ここで全体を見ないと話が進められないので)チャートはこう!

 

 

お風呂でイチャる ▶ お部屋でイチャる  ▶ 説得成功  ▶ 【      】

                     ▶ 説得半失敗 ▶ 【終幕】

                     ▶ 説得全失敗 ▶ 【後悔】 

         

         ▶ ここではイチャらない ▶ 説得成功  ▶ 【約束】

                      ▶ 説得半失敗 ▶ 【終幕】

                      ▶ 説得全失敗 ▶ 【後悔】

 

お風呂でイチャらない ▶ 絶対にイチャらない ▶ 説得失敗(強制)▶ 【解決】

 

完全独立の分岐として:墜ちる ▶ 【----------------】

 

追記:多分初回プレイ時には(少なくとも【約束】には行かない)ルートロックがある

のかな?ここまだ確認できてないです

 

で、説得の選択肢×3なんですが

色々試したんですけどどういうトリガーなのか全然わからんです

なんかいろんな記事見てもばーらばらなので全打ちやったった。

 

 ※1=上の選択肢、2=下の選択肢、です

「121」なら3つの選択肢で上、下、上を選択したことになります

 

ハーヴィ

111 ○ 

112 ○ 

121 ○ 

122 ○ 

211 ○ 

212 ○ 

221 × 

222 ○

 

 ロージィ

111 ○

112 ○

121 ○

122 ○

211 ○

212 × 

221 ○

222 ○

 

クーリィ

111 ○

112 ×

121 ○

122 ○

211 ○

212 ○

221 ○

222 ○

 

つまり、アンネとのイチャを全部拒否しない限り説得の可能性は同じ、の場合はそれぞれ7/8の確率で同様に説得は成功して、【終幕】と【後悔】にも同様に分岐。

全部拒否、の場合はどの選択肢でも強制的に説得は失敗、【解決】に進みます。

 

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で、私の攻略順?というかエンド回収順は

 

【終幕】▶【解決】▶【     】▶【----------------】▶【後悔】▶【約束】

 

になりました。

 

最初は何も考えず「イチャイチャする~でもできるだけ203のほうが安全そう。」と思って『ここではしない』を選んで、でも全員の説得に成功できなかったので【終幕】 

次に「え~やっぱイチャっちゃダメ?なやつ?」と思って全部断ったので【解決】終幕√のあとに説得だけやり直せば約束√行ってたと思うんですが、それ以前の選択肢で固定展開なのでは?と思ったのと、そもそも解決√では強制的に説得は失敗するので気付けず。

で、「じゃあもう全部即時イチャイチャするわ」と思ってみたら【   】を踏んで、オイオイオイオイオイって感情になったのでちょっと整理して…

 

 203号室の侵食差分

ここで気付いたのが、サリィがインターホンを鳴らしてきた日:調査3日目の晩と、決着を付ける日:4日目の朝の203号室の侵食差分で

 

A:お風呂でイチャった後、アンネの部屋でイチャった場合

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帰ってくると部屋は中汚染(黒いシミのやつね)で、ち◯ちんしゃぶるイベントを経て翌朝には重汚染(赤い目のやつ)になってます。


B:お風呂でイチャった後、アンネの部屋ではなく203号でイチャった場合

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帰ってくると部屋は汚染なしで、ち◯ちんしゃぶるイベントを経て翌朝には中汚染。


C:お風呂イベントの時もその次の日もイチャらなかった場合 

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帰ってきても部屋は汚染なし、しゃぶるイベントは発生せず、翌朝も汚染なし。

 

つまり、

・アンネの部屋でイチャると部屋の汚染は一番酷くなる

・部屋が汚染されていなくても、しゃぶるイベントが発生すると汚染は悪化

・一切アンネとイチャつかなければ、最後まで部屋は全く汚染されない

 つーことです。

もちろんこの時はもう【     】を踏んでるのでアンネの正体は理解してましたし、ここまで正確に把握したのはこの記事を書くにあたって検証したからなのですけれど、つまり交われば交わるほど部屋の=結界の内側の汚染は悪化する、ということで『さもありなん。』と思ったわけでした。すぴぱら2まだ?????

 

で、おおよそTRUE(があるならば)最初の【終幕】から説得を3人共成功させることで進むだろうと目星をつけて、その他BADの回収から進めたわけでした。

 

 アンネの一人称

ずっと微妙に違和感抱いてましたけど、アンネの一人称ってブレますよねおそらくデフォルトが『あたし』で、キャラクターの創造主たるみりあ、の性格が強く出るときだけ『ボク』になるのかな…と

『ウチ』と『私』もアンネを構成してはいるけれど、キャラデザを担当してるみりあとはちょっと意味合いが違う…からその2つの言い方は出てこないのかな、なんて

(だって4パターンも一人称が変わったら露骨すぎて伏線にならんし)

 

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NORMAL/BAD

【終幕】と【後悔】では結局気付かずじまいの悠久くんですが、【解決】でだけは気付いてるんですよね

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【解決】ということはアンネの誘いを全部断っている、ということで(そこからし辿り着けないENDですから)、TRUEで語られる独白…悠久くんが初日、ないし2日目からアンネに抱いていた疑念と直感、に強く従った場合、ということなのでしょうね 

 

それから【     】に塗りたくられたこの血は誰の血、なのでしょうか

悠久にはアンネは斬れない、ならば。

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TRUE

偽物の私を、本当の私にして。なんてセリフがありましたけど、どうも似たようなことを言ってた子を思い出すんですよね

『私を、永遠にして』

 

ー 人ならざる者とは、つまり『魂』の中に『肉体』がある。

ー 人を贄に、鬼を産み出すことは禁忌とされている。

 

ー さぁ行こうか、『相棒』!

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総括

いや舐めてましたミドルプライス。ごめんなさい。コレ本気で今年の部門覇権あると思いますよいやマジで。推してくれたオタクありがとう(2回目)

一言で言うと、とにかく伏線の敷き方と拾い方が丁寧だったなと。起承転結を整えるということは、つまり飽きない展開を見せる:エンタメ性を持つと同時に、キャラクターに対してきちんと向き合う:物語性を持つことに結果するわけで、そういった所が高評価の内実になっているのかな?と思います

ノンフィクションには自ずから動機と、経緯と、結果がついて回り、それぞれに因果を持たせることができますけれど、フィクションにおけるそれら、は全て架空のもので、何なら無くても事は進みます。けれど、敢えてそれらを取り揃えるようなナンセンス踏むからこそ、歪な形、現実ではない現実の模倣でありながらも『現実の上に』物語価値はあり続けてきたし、これからもあるのかと思います。

 

各キャラの人物像とか感想には敢えて触れてません。それは個々が自由に感じるもの、というよりは、(もちろんこれは創作中の話だけれど)他人がアレコレ評価するようなものではないのかな〜と。どうか安らかに、って感じです。

人の心は弱いけれど、それ故に優しさを忘れてはいけないんだな…と

 

でも、私らが一番覚えておかないといけないことは、早速語られていた、とも思うのです

 

   

 

 

つまり…結局のところ。

人を害すのは、 なんだ。

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとね、ダーリン!

 

 

 

 

 

2019-11-14

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